都は、築地市場の豊洲への移転を進めるために、昨年7月の「専門家会議」及び本年2月の「技術会議」の提言を踏まえ、豊洲地区の土壌汚染対策に取り組もうとしている。
しかし、「専門家会議」の絞込調査の結果、不透水層が検出されない地点が見つかるなど、豊洲地区の土壌汚染は、不透水層の下にまで拡大しているおそれがあることが判明した。
また、高濃度のベンゾ(a)ピレンが検出されていたにもかかわらず、直ちに公表しなかった問題などを含め、都民の多くは、都の手法や情報公開の在り方などに対して不信や不満を抱いている。
これは、そもそも都が、「まず豊洲への移転ありき」という姿勢の下で「専門家会議」や「技術会議」を運営してきたことなどに起因している。都は、こうした姿勢を改め、現在でも多くの都民が望んでいる現在地再整備についても議論の俎上に載せ、専門家や技術者の知恵や技術を活用するなどして、都民の理解と納得を得ながら市場の再整備に取り組むべきである。
よって、東京都議会は、築地市場の現在地再整備について、改めて検討することを強く求めるものである。
以上、決議する。
平成21年3月 日
東 京 都 議 会